予想外の好走

世界選手権にも出ているライダーに予想外
と言ったら失礼かも知れませんが
もてぎでの尾野選手の走りは素晴らしかったですね。
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週末にかけてコンディションが安定しなかったこともあって
予選で上位にいても、それが実力なのかまぐれなのか
はっきりしていませんでした。

ところがレースが始まってみれば完全ドライコンディションの
下で高武の2人と関口選手とクボ・ケミン選手を
相手にトップ争いをしてみせました。

彼の走らせるミクニ・テリー&カリーのGSX-R600
エンジンレギュレーションがST600と同じですから
このクラスでははっきり言って一番非力なのは
レースを見ている人からすればご存知のとおり。

ですからそのマシンでトップ争いに加わっているということは
いかにライダーがこのマシンを速く走らせているかということ。
そこに尾野選手の実力が示されているというもの。
それはセットアップ能力も含めてのこと。

結果的に1コーナーで転倒してしまいましたが、どうやら
リヤのセットアップに一抹の不安があって、
マージンを持って走っていたはずが予想外の滑ってしまった
ということみたいですね。

ただ、開幕戦からいきなり速さをみせただけに、これは今シーズン
期待して見てみたくなるというもの。
それが尾野選手の評価にもつながるはずです。