シェイキー・バーン、6度目のタイトル

終戦ブランズハッチで見事な逆転劇で
自身6度目のBSBタイトルを手にしたシェイキー・バーン。

ここではその軌跡を辿ってみたいと思います。

彼が頭角を表してきたのは2002年。
レネゲイド・ドゥカティのライダーとしてでしたね。
その走りが評価され、2003年には前年王者の
ティーブ・ヒスロップを押しのけて
モンスター・モビ・ドゥカティのエースに抜擢。
当時BSBで猛威を奮っていたドゥカティ軍団のエースとして
見事に初タイトルを手にします。
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それから世界の切符を手にしたバーンは世界選手権に
出てきますが、シートに恵まれず、ケニーのチームで
KTMエンジンのKRを走らせたのはこの頃のこと。
結果的に2006年、再びBSBに戻ってきます。
しかし、ホンダ、スズキと乗り継ぎながら成績は上がらず
2008年、再びエア・ウェイブ・ドゥカティとして
ドゥカティに跨ります。
この年はハスラムクラッチロウ、サイクス、キャミアと後に世界で
活躍する若手を相手に脂の乗った走りで2度目のタイトル獲得。
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2009年から再び世界に活躍の場を求めますが、いいシートに
またも恵まれず、またまたBSBに帰ってくることに。

2012年BSBに帰ってきた彼はポールバードからカワサキ
ZX-10Rで出場することになり、見事に3度目のタイトルを獲得。
しかし、翌2013年彼を待っていたのは最年少王者を狙う
サムソン・ホンダのアレックス・ロウズ
結論から言えばバーンはロウズに敗れます。
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2014年はBMWに移籍した清成選手との最終戦まで及んだ戦いでしたが
清成選手が最終戦で転倒鎖骨を骨折し欠場、バーンが4度目のタイトル。
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2015年はヤマハのジョシュ・ブルックスがタイトルを獲得しますが
2016年はカワサキが新たに別のチームと契約したため
ポール・バードはマシンをカワサキからドゥカティにスイッチ。
久しぶりのドゥカティライドとなりました。
当初はWSB帰りのハスラムを相手に
マシンを開発しながらの戦いでしたが、戦闘力が向上すると
後半、巻き返し遂に最終戦で通算5度目のタイトルを決めました。
そして、昨日、まるで去年の再現のように終盤追い上げると
遂に最終レースで逆転、6度目のタイトルを手にしました。
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バーンはカワサキでもタイトルを取っているけど
基本的に2気筒のマシンを振り回して攻め込むスタイルだけに
ドゥカティと相性がいい印象がありますね。
正直、シートに恵まれなかったがために、国内選手権で
走ってますけど、ライダーのレベル的には世界で通用する
レベルだけに、国内を戦う若手からすれば、高い壁のような
存在になっている感はありますね。
それだけにバーン超えを果たした若手ライダーは世界に通用する
そんな図式になっているように思います。
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来季、このバーン超えを果たす若手は現れるんでしょうか?

ただ今のBSBはバーンだけじゃなく、ハスラムブルックス、ギュントーリと
いう世界帰りの4人が居るからハードル上がっているけどね。