レギュレーションの影響
フィリップアイランドでは
ドゥカティのストレートスピードが
非常に伸びている印象が強かったですね。
クラス随一のパワーを誇るカワサキを抜いてました。
ただ、あのコースの場合、ストレートスピードよりも
最終コーナーの立ち上がり速度の方が重要。
その点、今年からWSBのレギュレーションが変わって
ノーマルで使っているスロットルバルブ機構を
そのまま使わないとならないことになりました。
これにより、カワサキは去年まで使っていた2気筒ずつ
それぞれスロットル開度を独立してコントロールする方法が
使えなくなってます。
これは中低速では2気筒を完全に殺して実質2気筒だけ
活かしてトラクションを稼ぐって代物なんだけど
それが使えなくなったことで、最終コーナーの立ち上がりの
優れてます。
これはタイヤが消耗してきた時にも影響が出てくるところ。
カワサキからすれば、武器がひとつ減った状態と言えるか。
まあ、他の4気筒メーカーは全員同じ条件ですけどね。