キャミア、ニューアグスタを駆る

トップのレイからは2秒近い差を
つけられたアグスタのレオン・キャミアですが
そのコメントからは2017年レギュレーションに
対応するために、マシンにどんな改良が加えられたのか
窺い知ることが出来ます。
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ひとつはスロットルバイワイヤ。
2017年からノーマル車両に搭載されているバイワイヤ機構を
そのまま、レース仕様でも使わなければなりません。
そのため、ホンダ同様これを搭載していないMVアグスタ
ベースマシンごと変わってますが、同時に電子制御を
大幅に見直して、カワサキ方式、つまり中低速の立ち上がりでは
2気筒しか動かない制御を入れているようですね。
ラクション重視といいますか。
ちなみに鈴鹿のMFJ-GPで見ていた時もハスラムのマシンは
ごく低速でゆっくりシケインを立ち上がると明らかに2気筒の音でした。
このどの段階で2⇒4になっていくのか、其の辺の制御が
重要になってきそう。
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また、サイクスのコメントでも書いたバッテリーの容量規制
ですが、これどうやら充電しないとならない容量のバッテリーしか
搭載できないってのが正しい解釈みたい。
容量が小さくなったことで発電しないとならないので
パワーが食われる&ウェイトとしてバッテリーが使いにくくなって
重量配分が変わってしまうというのがあるようですね。

つまり、そういった諸々の変更にアジャストしないとならない
というのがあるみたい。
今の段階のアグスタはそういった変更点をまとめているという段階か。

そう考えると、カワサキがこのタイミングでZX-10RRを
デビューさせているのは、少なからずそういったレギュレーション変更に
ベースマシンで対応しているという側面もあるのかも。
レイの圧倒的な速さは2017年レギュレーションに対応した
ベースマシンに適切なセットアップってのがあるのかな??