勝手にストーブリーグ 2017
今シーズンはレースの方も注目ですが多くのライダーが
契約が切れる関係で、ストーブリーグにも注目が集まります。
と言ってもストーブじゃなくってサマーリーグで
恐らく、早いところでは7月あたりに決まってくるでしょうね。
まず、一番の注目はヴァレンティーノ・ロッシが現役を
続行するかどうかというところだけど、
それは今シーズンの序盤の成績次第じゃないでしょうか。
前半で1,2勝したら本人も続行の意思を表明するんじゃないでしょうか。
やれるっていう感触を掴めるかどうか。
そして、電子制御技術が後退する今季はロッシの「技」が
冴えるシーズンになるような。
ですから、もう一年、走るって決断しそう。
ただ、2年じゃなくって1年だけどね。
今後は単年契約を続けそう。
ロレンツォは言うまでもなく、残留。
彼が他のメーカーに移籍する理由が無い。
彼自身もヤマハでキャリアを終えると宣言してますしね。
多分、契約更改が一番早いのも彼ちゃうかな。
ホンダはマルケスが早々に残留を決めそう。
彼は言うまでもなくホンダのエースですから。
ただ、今季はかなり苦戦しそうな雰囲気がプンプンしてますけどね。
彼は若いだけにマシン作りの方向性に迷った時に正しい方向に
修正できるほど、経験が無いのが痛い。
そして、これまた微妙なのがペドロサ。
昨シーズンの後半の快走劇を考えればまだまだやれそうですけど
今季は電子制御の技術が後退するので、それが不利に働きそう。
原田哲也さんが言ってましたけど、ペドロサのハンデである
背が低いってのは、背が低いハンデよりも腕が短いために
前後のライディングポジションに制限が出ることが影響が大きいんだとか。
つまり、レース後半タイヤがスライドし始めた時に
腕の長いライダーならシート後半に座って、トラクションを稼げるけど
腕の短いペドロサはそれが出来ない。
これまでは電子制御が補ってくれたけど、それが無くなるのは痛いかな。
契約更新するとしても1年か。
ドゥカティは関係者の評価が高いイアンノーネに対して
ドヴィジオーゾはエースの座が危うい。
ドゥカは切るときは結構アッサリと切るので、不振が
続くようだと、ドヴィは今年限りで、ということになるかも。
イアンノーネは久々の勝利をもたらすかもね。
そうなった場合、このシートに座るライダーは多分
ペトルッチかレディング。
去年、ペドロサの代役で走ってもいいって発言したように
過去よりは頑なでも無くなってきているようなんで
その辺も考えてのテストライダー起用じゃないかと。
なんとか心を動かせるようにあの手この手で揺さぶってくるか。
スズキはビニャーレスとアレイシだけど、
何しろビニャーレスの評価が高くって
どこのチームも狙っていそう。
ただ、今シーズン前半の成績にもよるけど
ビニャーレスはスズキのエース格になるでしょう。
そうなった場合、他メーカー、ホンダやヤマハへの移籍は
考えにくいか。
というのはそれらのチームには既にロレンツォなりマルケスなりが
居て、後から入っていくには不利だから。
だったら、自分をエースに据えてくれるチームに残留した方が。
アレイシは成績を残さないと残留は厳しそう。
もし、ドゥカからドヴィが放出されるようならスズキは
獲得に動いてもおかしくないですね。
アプリリアもサム・ロウズの昇格が決まっているだけに
ブラドルかバウティスタのどっちかがシートを失うので熾烈ですね。
安定感のブラドルが優勢かな。
そうそうドヴィはKTMも獲得に動くかもね。
決まってますが、やはり勝った経験のあるライダーが
欲しいところでしょう。
来年の今頃、ここを見て答え合わせでもしましょうか。