ストライクゾーンを広く
2012年の8耐だったと思うけどSERTの
ヴァンサン・フィリップが加賀山さんから
バトンを受けて走り出した直後に逆バンクで派手に
スリップダウン転倒をしたことがあったんですよね。
たしか時刻は夕方の5時頃でちょっと暗くなってきたあたり。
夕方で路面温度が下がってきていたため、
タイヤの温度が上がらずグリップしなかったから。
ヴァンサンは最初はもっと慎重に走るべきでした。
(ちなみにタイヤはダンロップ)
今年のタイヤで改善してきたのは
まさにそこだそうで、去年大雨のスタート直後
路面温度が上がらない状況でタイヤが思うようにグリップしなかった
あるいは、夕方、日が暮れてきた時間帯でタイヤがグリップしなくなる
そういった状況を避けるために、真夏用の
超ハードコンパウンドでありながら、幅広い路面温度に
対応するよう改良してきたそうです。
実質、路面温度60度~30度付近まで対応というところでしょうか。
元々、5セット制限がかかる予想で開発してきたから
その辺、大丈夫だったようですね。
上位陣は同じメーカーのタイヤを使うわけですから
その辺の使い方が勝敗の鍵を握るのは間違いなさそうですね。