中須賀選手+R1の強さと速さ
さて、書きたいことは色々あるんですが、
まずは昨日のレースでもいつも通りの圧勝劇を
展開してくれた中須賀選手の速さ、強さの秘密に
ついて触れていきましょうか。
まあ、秘密ってほどでも無いんだけど・・・。
某チームの某ライダーが教えてくれたんですけど
中須賀選手の使っているタイヤっていうのは非常に柔らかい
タイヤだそうです。
それはホンダやスズキのマシンでは到底使えないというか
決勝ではレース距離を持たせることの出来ないような
ソフトなコンパウンドなんだとか。
非常にソフトなコンパウンドだから、スタート直後の
温まりも早く、レースペースも速いと。
このソフトなタイヤが持つのはやはりシャシーの設計に
よる部分が大きいのと、電子制御の果たしている役割が
大きいそうですね。
これは筆者の推測だけど、R1のように縦剛性はあるけど
横剛性を極端なまでに落としたいまどきのフレーム設計が
今のタイヤに合っているってことなんでしょう。
あとは電子制御の役割。
これが合わさることで、昨日のような暑いコンディションでも
ソフトタイヤでレースを走りきることが出来ると。
で逆にいうとハードコンパウンドで走れない車両でも
あるそうです。
ハードだとタイヤを機能させるところまで温めることが
出来ないって話でしたね。
同じR1を走らせる中冨選手がDL勢の中では速いってのも
スズキの加賀山さんやホンダの秋吉さんが使えないような
ソフトタイヤで走ることが出来るからなんだとか。
それでもレースで持たせることが出来ると。
秋吉さんはハードをチョイスしても昨日の路面温度だと
タイヤが持たなくって、ペースが1秒も落ちてました。