マシンが自分を見失う

今シーズン、入賞圏内ギリギリがやっと
という状況が続くホンダとヤマハのオープン勢。
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今年からファクトリー系チームが増えたのと
ワークスマシンが速くなったため、相対的に
ポジションが下がったというのが原因ですが、
それだけじゃあ、無かったようです。

というのも、オープン勢が使っているマレリの
統一ソフトの2015年バージョンってのが相当に
アレな代物だそうで・・・。

今のGPマシンはGPSを搭載するのはNGですけど、
それに代わる機能として、スタート・フィニュッシュラインを
通過して何秒後、というカウントの仕方で
マシンがどのコーナーに差し掛かっているかを判断して
電子制御を働かせる仕組みとなっているんですが
このマレリの統一ソフトはコイツが誤作動をするそうです。
つまり、マシンが今、自分がどのコーナーに差し掛かっているのか
見失ってしまって、勝手に電子制御が効く、あるいは効かない
という状況が発生するそう。
それにより、コースアウト、転倒という憂き目に。
乗っているライダーからすれば、おっかないでしょうね。

まもなく、ファクトリー系のチームは独自の
ソフト開発が凍結、今後は来季に向けて、この統一ソフトを
ベースとして、来季の共通ソフトを造る予定になってますが
そもそもこのソフトをベースにしていいのかって話も
出ているようですね。