高級の本質

自動車評論家の徳大寺有恒氏が
亡くなられました。
 
私も若かりし頃、大いに影響を受けた方ですね。
 
今回、ホンダがレジェンドを復活させましたが、
かつてのレジェンドについて、氏はこう語っていたことが
あります。
ホンダは「高級とは何か」を分かっていないと。
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そうなんですよね。
このクラスの車両を買う人ってのは、道具としての
車ではなく、ステータスであり、それを選んだという証であり
満足を得る目的があるわけです。
 
それは大きくなったアコードではダメだと思うんですよね。
レジェンドでないと得られない何かが無いと。
いわゆる普通の乗用車プラスアルファの要素が要ると思うんですよ。
ただ静かだ、シルキーだではない世界が。
静粛性とかノイズとか数値で表せないものが。
 
その辺がレクサスLS600やらメルセデスのSやら
BMWの7はあると思うんですよね。
それらと比較すると、レジェンドはやっぱり
大きなアコードでしかない。
そう感じられます。
 
ホンダとしては、メーカーとして最上級クラスの
車両が不在だってのは、いかんともしがたいから
出すんでしょうが、またしても売れない予感が
プンプンしますね。