ドゥカティとスーパーバイク

イタリアで開催されている
ワールド・ドゥカティ・ウィークに
スーパーバイクのブースがあるようで
歴代マシンが展示されています。
 
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これはお馴染み、カール・フォガティが初めて
タイトルを獲得した916(実際は995)です。
1994年のもので、カーボンディスクはこの年限りで禁止に。
あまりにスリムなボディ、アグレッシブなハンドリング
攻撃的なフォルム。ちょっとしたカルチャーショックでしたね。
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フォガティ4度目のタイトルとなった1999年モデル。
エンジンは998ccまでスープアップ
カウルサイドのアウトレットが無くなってツルッとした
外観になってますね。
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キング・フォガティの引退を受けて
跡を継いだのがオージーライダー トロイ・ベイリス
シルバーのカラーリングは最終2戦限定の
ポールスマートカラーです。
結局、1994年から2002年までほぼ十年一線級の
戦闘力を維持し続けるんだから、いかに
基本設計が良くできていたのか、わかるってもんですね。
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その916系の後を受けて登場したのが
ピエール・テルブランチデザインの999。
2003年にデビューしていきなりニール・ホジソンが
タイトル獲得。
まあ、他のメーカーはMOTOGPが忙しくってWSBは
引き上げちゃってましたけどね。
で、翌年からピレリワンメイクになるので
ミシュランはこれが最後。
 
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2004年になるとレギュレーションが変わって
4気筒日本勢も1000ccになって、ドゥカのアドバンテージが
小さくなりますが、そこは政治力。
2気筒は1200ccまで良しとするレギュレーション変更を受けて
登場させたのが、1098ですね。
例によってレース仕様は1198までスープアップしてます。
デビューイヤーの2008年に期待通りタイトル獲得。
そしてベイリスは王者のまま引退。
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そしてアルミモノコックを使用した新世代の
スーパーバイク 1199パニガーレ。
でもいまだ未勝利。
早く勝ちたいだろうね。
 
こうやって見ていくと、やはりというか、
916が際立っているかな。
当時からしても、かなりセンセーショナルだったように思う。
そして、和製メーカーも参入して戦国時代になったのが
1994年~2002年あたりかな。
 
で、しばらくブランクがあって、2005年~今に続く感がある。
 
WSBの歴史って、端的に言って2気筒ドゥカティ
それ以外の4気筒勢のレギュレーション変更による
パワーバランスの歴史でもあるから、
その時々のライバルも一緒に思い出すと面白いかも。