直線を長く

チーム・グリーンの渡辺一樹選手が
ご自身のブログで最近流行りの肘スリについて
触れています。
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というか、渡辺選手自身が昨シーズン途中から
ライディングスタイルの改革に取り組んでいて
その中で、肘スリライディングの有効性について
語っているというべきでしょうか。
 
渡辺選手の言うところの算数の計算のようなもんで
速く走るにはどうする
⇒マシンを起こしてアクセルを大きく開けられる区間を増やす
 つまり直線を長くとる
⇒それには、旋回をなるべく早く終える必要がある
⇒それにはフロントタイヤの旋回性を引き出す必要がある
⇒そのためには、なるたけ前に、体をイン側に落とす必要がある
⇒だから結果的に肘を擦ってしまう
 
ということみたいですね。
 
もちろん、使っている道具がブリヂストンの16.5インチスリックで
マシンが全日本で最もパワフルなZX-10Rというのも
あると思います。
これがYZF-R1中須賀選手なら、また違うでしょうから。
あとマシンが重たいJSBってのもあるかも。
 
渡辺選手はそれまでわりかしセンターに乗って
マシンを上からコントロールするスタイルでしたが
オフセットを増やす方向へ、より積極的にコントロールする
スタイルへと変えていったようです。
なんか、今年のロッシみたい。
 
それにしても考えていることを的確に文章に出来る
ライダーってのは貴重な才能だといつも感心しますね。