ここは庭

雨に見舞われた岡山サーキット。

J-GP2の途中から降り始めた雨は
JSBの決勝の頃にはかなりの雨量になっていて
完全ウェット。

全車ウェットタイヤを履いてのスタートとなりました。
トップに立ったのは野左根選手でこれを追走するのが
水野選手、そして中須賀、高橋巧選手が続きました。

その後ろ、5番手は好スタートからズルズル落ちてきた
渡辺一樹選手(マシントラブルが出ていた)をかわした
加賀山選手が浮上していました。
しかし、上位陣がなべてBSタイヤの中、追い上げてきたのが
チーム・カガヤマの津田拓也選手。
今季、チーム・カガヤマに移籍、DLタイヤという不利なタイヤで
苦しむシーズンを送ってきた津田選手でしたが、ここではまさに
水を得た魚。あっという間に秋吉選手をパスすると
加賀山選手もパス。
今季最高の5番手まで浮上してみせました。

彼の使用するダンロップタイヤはここがテストコース。
いってみれば庭。
今の路面状況にピッタリマッチするタイヤを見つけたようですね。
今季一番の快走でした。
個人的には今日の殊勲賞は津田選手。
今年の苦しみがいい糧になって、来年以降の飛躍に
繋がってくれるといいな。
スズキ的にも可愛い子には旅させろだと思うので。