速さは十分あとは

フィリップアイランドの2日間に
及ぶテストが終了しました。

終わってみればドゥカティに新加入の
アルバロ・バウティスタが2日連続のトップタイムをマーク。
未だ40%というデイビスを差し置いて最速タイムを
レコードで刻みました。
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ただアルバロ自身が言うようにタイヤのケアが大切だ
ということで、このタイヤに厳しいフィリップアイランドで
どこまでレースタイムを維持できるのかは
箱を開けてみないとわからないところです。
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一方、4番手に終わりハスラムの先行も許した4年連続王者の
レイですが、セッション中に転倒を喫したため
タイムアタックを行っておらず、最終的にどこまでタイムを
詰められたのかは不明ですが、収穫は多かったと語り
やはり、決勝を見据えたセッティングには自身ありか?
今年はポールよりも決勝の強さが目立つシーズンになるか。
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2番手に食い込んだサイクスですが、ここにもニューパーツを
持ち込んできたBMWの体制に感銘を受けたようで
ホントにポジティブな言葉しか出ていませんね。
とにかくテストごとに改善パーツが投入されてどんどん
マシンが改良されている状態。
これは早い段階での優勝も有り得そうです。

一方、ヤマハ最上位はメランドリィ。
とはいえ、勝つためのアイデアはないと断言。
しかし、我々には信頼性がある。とのこと。
去年もそうですが、ここが得意な彼だけに
終わってみれば表彰台くらいには来そうですね。
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完全に出遅れたのがホンダで、実質的なシェイクダウン
マシンの確認をしながらの走行、改善すべきポイントは
大いにあるとは、キャミアですが、いかんせんオフテスト
を行っていない分の遅れは大きそうです。
ちなみにマシンは去年の全日本のワークスCBRの同スペックを
ピレリ向けに足回りがモディファイされたもののようですね。

しかし、そのホンダもぶっちぎりトップのアルバロから
1秒4遅れですから、明らかに去年より上位から中盤の
タイムがギュッと縮まっています。
今年は混戦、そう印象づけられましたね。