MOTO2への適正
MOTOGPの実況でも坂田さんが
触れることがありますが、
アンダーパワーでその少ないパワーを効率的に
伝えるために、なるたけリヤサスを動かさない方向で
セッティングを進めるMOTO3と
非常に重たい車両を曲げるために積極的にピッチングモーションを
使う、つまりサスペンションを動かす
MOTO2では乗り方、セッティングが大きく異なる。
だから、MOTO3で活躍した選手がMOTO2で
活躍できないケースは多々あること。
逆にMOTO2にすんなり順応できたライダーは
MOTOGPでも通用すると言われていますね。
ダニー・ケントは過去に一度MOTO2にチャンレンジして
失敗して、MOTO3にもう一度戻ってタイトルを獲得し
再び、MOTO2に挑戦した珍しいライダー。
しかし、今シーズンの結果をみる限り、彼は
チームメイトのクワッタハッホに比べて
見劣るするような結果しか残せておらず
やはりMOTO2に適応できなかったと言われても
反論できない状態になっています。
そしてどうやら来季は残留が難しいらしく
新たに加入するホルヘ・ナヴァロのチームメイトは
エドガー・ポンスになりそうで、チームは彼を乗せて
テストを行っています。
それでもケントはMOTO2にこだわり続けるのか
あるいは、MOTO3に戻るのか。
彼の来季が非常に気になりますね。
結局、ライディングスタイルの変更に関しては
頭ではわかっているんだろうけど
それを体で実践できないってことになるのか。
ホアン・ミールの評価が高いのはわずか1年足らずで
あそこまでMOTO2マシンを乗りこなしているからでも
あるんだけど。
別件だけど契約の件でチームと揉めている
ファビオ・ディ・ジャナントニオはMVアグスタの
噂が出てますね。