ペドロサの決断

ペドロサの選択は引退でしたか。

MOTOPライダーとして走り続ける以上は
目指すはタイトルであって、それを狙うだけの
心と体と体制が整わないのであれば走らない
という選択ということでしょうか?
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もうここ数年、度重なる怪我もあって
肉体的には厳しかったみたいですね。

個人的には彼のターニングポイントになったのは
2016年からの共通化ソフトの導入だと思います。
あれによって、マシンに働く電子制御が大幅に削減されましたから
ライダーはその制御が働かない分を肉体的な
操作でカバーしないとならなくなったんですが
いかんせん小柄な彼では、そういうことが出来ないんですよね。
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タイヤが滑り出したからリヤに座る位置を移したり
タンクが軽くなったから体をインに入れてマシンを早く起こすとか
そういう細かいテクニックはやはり体の自由度の大きい
体格のあるライダーの方が有利。
マルケスとの差が大きくなったように感じましたね。

とはいえ、それだけ不利な条件であれだけ上位で戦い続けて結果を
残してきたんだから、それはもう見事ですよ。
それは彼の強靭なメンタルのなせる技。
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たらとか、ればは無しだけど、もしもタイトルに最も近づいた
2012年シーズン。
ミザーノで彼のタイヤウォーマーが普通に外れて
ちゃんとスタート出来ていれば、
あるいはオーストラリアで転倒が無ければ・・・
まあ、たらればは無しですけどね。

まずはシーズン最後まで大怪我することなく
現役を引退してもらいたいですね。