ホアン・ミール

もてぎではこの人がタイトルを確定する所が
見られるかも知れません。
ホアン・ミール。

スパニッシュとしては、アレックス・マルケス以来の
タイトルとなるか。

私が彼を初めて認識したのはCEV時代の2015年。
確か、開幕戦でいきなり勝ったんじゃなかたっけな??

この年のライバルは、現在MOTO3で戦っている
ニッコロ・ブレッガやアーロン・カネットなんだけど
彼らが既にVR46やエストレージャ・ガリシアのJRチームで
ファクトリーのお下がりマシンで走っていたのに対して
彼の所属しているレオパードはファクトリーマシンじゃなくって
イオダのマシンで走ってましたね。
イメージ 1
イオダのマシンてのは元ホンダの後藤さんが立ち上げた
ゲオ・テクノロジーがNSF250Rを独自にチューンしたマシンで
残念ながらマシンの戦闘力は高くないです。
だから、この年のミールは勝つか転倒っていう非常に極端な
リザルトで、結果的にブレッガにタイトルを奪われます。

その彼は翌年、レオパードからKTMでデビュー。
チームメイトはクワッタハッホですね。
イメージ 2
初優勝はオーストリアでしたが、初参戦の
ハンデがないコースでの優勝は翌年の躍進を
予感させるものがありました。
2年目は全てのコースが経験済になるわけですから。

そして迎えた今シーズン。
元々の速さに加えて強さの加わったミールは
開幕戦から安定した速さを発揮します。
コンディションの変化に強く、かつ勝負強い走りは
到底、20歳のライダーとは思えないですね。
見ていても精神的な浮き沈みが少なく
非常に集中力の高いライダーって感じ。
もてぎは雨予報ですが、難無く勝ちそうな予感・・・。
イメージ 3
とはいえ、色々なライダーがタイトルのプレッシャーで
タイトル目前で足踏みすることもあるので・・・。

とにかくもてぎが楽しみです。