WSS前半戦を振り返る ③

今シーズン、本人たっての願いでWSSに参戦することになった
渡辺一樹選手ですが、予想以上に苦戦してますね。
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やはりというか、初めて走るコースで1時間ないし
45分のセッションがたったの3回でもう予選
しかもTカーなしだと、コースを覚えてセッティングを
し始めてというところで予選が始まってしまうってことで
とにかく予選で20番手前後につけることが多く、
そこからのスタートだとタイムが上がったとしても
周りに飲まれる展開で入賞圏内ギリギリという展開が多くなってしまう。
加えてプライベーターですからマシントラブルもしばしば。
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実際、FP1から2、3、予選、決勝とセッションを
追うごとにタイムが良くなっていく傾向があるだけに
決勝レースを終えたあと、もう一回レースやれば
確実に速いでしょう。

それだけ、初参戦のハードルは高いということでしょう。
それは國川選手も同様。

2年目の大久保選手はコースを知っていてデータがある分
走りだしから明らかに速いですからね。
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だから渡辺選手と國川選手に関しては、もう一年WSS
走って欲しいですね。
いかんせん、マシンが思うようになるところまで行く前に
決勝を戦っているのが現状ですから
本来の速さを発揮してレースをちゃんとするにはもう一年必要。
そう思います。

去年あれほど活躍したニキ・トゥーリをもってしても
初体験のコースでは前に来れないってのが今のWSS
激戦ぶりを物語ってます。
ルーキーが活躍するのはかなりハードルが高い。