初コースの難しさ

マニクールではニキ・トゥーリが
ポールトゥウィンを飾りました。

昨年、衝撃的なデビューを飾り、今年は
期待とともに始まったシーズンでしたが
ここまで転倒も多く、期待はずれのシーズンを
送っています。
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やはりと言いますか、去年走った3つのコース以外は
いずれもトゥーリにとっては初体験のコースなわけで
そこで結果を残すのは彼ぐらいのトップクラスの
ライダーでも非常に難しいということなんでしょうね。

翻って、渡辺一樹選手もまったく同じわけで、
序盤の3戦以外は全て初体験のサーキット。
ここでサーキットを覚えて、マシンをセットアップして
タイヤの消耗までもテストして万全でレースを迎えるのは
ほぼ無理な話。

どうしてもセットアップ不十分でレースに臨むことになって
苦しい戦いを強いられます。
マニクールでも好グリッドからスタートしましたが
レース半ばでフロントからスリップダウンを喫しています。
これなんかも不安定な天候のウィークでしたから
晴れでレース距離を走った時のタイヤの消耗具合の確認が出来ていなかった
という部分が出ていたのかも知れません。
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だからというか、大久保選手がそうですが、もう一年同じ
体制で走れれば、マシンの各サーキットのベースセットが
既に存在するわけで、もう一歩進んだセットアップで
より戦える状況になるであろうってのは、予想できるところ。

今のところ、渡辺選手が来季同チームで走れるかどうかは
不明ですが、可能ならもう一年走って欲しい。
彼本来のアグレッシブな走りはまだ見せていないと思うので。