なんでニッキーなんだろ?

これは以前に書いたかも知れませんけど
ハルクプロは現状、ホンダのエースチームで
一番勝てるライダーを揃えて勝ちを狙ってくるチーム。
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だから、ホンダの手持ちのライダーの中で
最適という組み合わせをしてくるのは想像できますが
そう考えると、なんでニッキーだったんだろう?って
思っちゃうんですよね。

いまや3人のライダーで1台のマシンをシェアして戦うのが
8耐を勝つ上での常套手段。
それには3人が高いアベレージで走ることが求められていて
そのためには、体格、ライディングスタイルを揃えるってのは
結構重要なポイントだと思います。

その点、ニッキーはライディングスタイルが独特すぎると
思うんですよね。
今どきのフロントを使ってコーナーリング速度を稼ぐ
乗り方の高橋選手とそれに近いマイケルはともかく
ニッキーは真逆のスタイル。
ブレーキの使い方も全然違うし(彼はリヤを多用する)
正直、この組み合わせはベストとは言い難いかな。

むしろ、TSRの渡辺、ヤコブセン、エガーターの方が
トリオのマッチングという意味では良いように思います。

この辺りはライダーの選択において、ホンダ本体の意向を
反映しないとならないハルクプロと、藤井監督の判断で
ライダーをチョイスできるTSRとのレースを知っているか知らないかの
差とも言えるかも知れません。

申し訳ないけど、ここ最近のホンダ本体のレース活動は
今季のサスペンション変更も含めて、ちょっと??な
部分を感じているだけに、今回のライダーチョイスも??な
部分を感じてしまいます。
MOTOGPの方は中本さんが居るから、まだそうでもないけど
それ以外の部分は本社サイドには人材が育ってないのかなと思わせる事が
節々に散見されるように思います。
あくまでも筆者の肌で感じる感覚ですが・・・。