シーズンはここから
バルセロナテストはなんと
クラッチロウがトップタイムをマークし
テストを終えました。
まあ、GPの週末から明らかに上り調子だったんだけど
どうやらホンダユーザーはマニエッティのソフトが
バージョンアップされたことが好結果に繋がっているようですね。
何しろ、マニエッティのソフトはいきなりVerアップ版が
送られてきて、何がどうアップしているのかロクな説明も無い状態だったんで
ホンダがマニエッティに直接出向いて色々話をしているみたいだからね。
ソフトそのものの使い方をホンダのエンジニアが熟知してきたのも大きいか。
ペドロサが使っていた剛性の低そうなニューフレームは彼だけが
使っているもので、マルケスは従来型だそうだけど
このテストで両方を乗り比べてテストを行うそうです。
ホンダは逆回転クランクエンジンに対応したセットアップ
ライダーは乗り方を着実にアジャストしてきている印象。
そういう意味では前回のプライベートテストではスズキも
行う予定で、そこではニューシャシーとスイングアームのテストを
行うとのこと。
今シーズンのここまでの流れを見ていると、まず、シーズン開始前の
セパンテストでバズのタイヤがブローしたことで、
柔らかい方のコンパウンドが使用中止となり、レースでは使わないような
固めのコンパウンドでのテストとなったため、
どのメーカーもデータが不足している状態での手探りでのシーズンイン。
アルゼンチンではレディングのタイヤがブローし、
再びミシュランは耐久構造のタイヤを投入。
ヘレスではストレートでもスリップするようなタイヤでレースをしました。
ところが、ミシュランの地元からは一転、柔らかい構造の
タイヤを投入と、とにかく毎回毎回、用意される靴が違うので
データの蓄積というか、シャシーの方向性が定まりにくいように
思いますが、その中でも各メーカー何らかのポイントは掴んでいるのかも
知れません。
それがニューフレームの投入という形で表れているか。
本来ならシーズン前に行っていることを今やっているってことですかね。
先ほど述べたソフトのアップデイトも加わって、まだまだ勢力図は
定まっていないという感が強いですね。
見る方からすれば、シーズン開始時点の傾向がずっと終盤まで
続く、ここ最近のシーズンとは全然違う展開でなかなか面白いですけどね。