若さゆえ

ヘレステストは続いていますが
ヤマハアレックス・ロウズは転倒で左肩を
脱臼し、その治療のために早々に引き上げています。

2月末開幕のWSBは1月中旬にはテストが始まりますから
早い段階で治療を受けて開幕までには万全の体調に
したいところですからね。
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しかし、スズキからヤマハに乗り換えても
相変わらずアレックス・ロウズは転倒が多いですね。

鈴鹿8耐で見た感じだとそこまで転倒の多いライダー
という印象はなく、ただただ速いライダーという
印象ですから、彼からするとライダーの感覚としては
まだ行けるでも、マシンというかタイヤがついてこない
という感覚でしょうか。
8耐の時にはブリヂストンを使ってましたけど
彼のブレーキングからの激しいツッコミと
アクセルの開けっぷりはブリヂストンには合っているけど
ピレリだと限界を超えちゃうってことなんでしょうか。
実際、弟のサム・ロウズもそうだけど、マシンコントロール
抜群に上手いけど、それゆえに限界を超えやすいというか
リスクコントロールがまだ甘いように感じます。

まあ、青木ノブさんとか伊藤真一さんも言ってますけど
そのタイヤの持っている限界以上は早く走れない
ということをもっと若いうちに知りたかったって言ってますね。
この2人はブリヂストンのタイヤテスターをしているんですけど
そこで学んだこととして言ってましたね。

逆にまだ、マシンやタイヤよりも意識が先行してしまう
というのは若さゆえとも思います。
彼の意識にマシンがついていければ、爆発的な速さを生むとも
思いますが、ピレリを使う以上、タイヤと相談しながら
戦わないと勝てないでしょうね。
その辺はギュントーリから学ぶところかな。