タイヤとライディングの相性

今回の8耐ピレリを使うYARTから
エントリーの野佐根、藤田両選手ですが
予想以上に苦戦している状況ですね。
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なかなか9秒台にも入れない。
全日本のBSタイヤでのベストが6秒台ってことで
3秒以上遅いということ。
これはつまり、タイヤの使い方とコースのどの区間
タイムを詰めるのかという根本的なライディングの組立が
違うってことなんでしょうね。
前回テストで走ったブロック・パークスが9秒台ですから
出せないタイムじゃないんでしょうけどね。

推測ですけど、BSタイヤはやはりコーナーを攻めて高い
コーナーリングスピードを維持して走るスタイルが
向いているけど、ピレリはそこまで速いとタイヤが限界を
超えてしまうので、その手前で攻めきることが速く走るポイントかと。
コーナーを速く走るよりもしっかり止めて曲げて
アクセルオンが向いているタイヤかなと。
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逆の意味でこのBSタイヤにマッチしているであろうが、
ヤマハで走るアレックス・ロウズでしょうか。
彼は去年、ヨシムラで走っているんだけど、見ていても非常にマシンを
攻め立てるスタイルで、純粋に速く安定しているライダー。
特にマシン、タイヤの限界が高いとそこまで攻め込めるライダー。
WSBでは攻めすぎてタイヤの限界を超えて転倒する機会が
多いけど、8耐で使うBSタイヤは限界が高いだけに
合っているように思いますね。
去年も確か転倒ゼロのはず。
むしろ、心配しているのはポルの方かな。