これからの潮流となるか

明日、発売のバイカーズステーションは
久々のSS車両一気乗りをやるらしいけど、
今回はヤマハのニューR1に、1299パニガーレ
BMWのS1000RRの3台みたいですね。

個人的には新しいR1はこれまでの
SSの流れを変えるだけのインパクトがあるけど
他メーカーが追随するかどうかって感がありますね。
イメージ 1
特に大きいと思うのは最近の潮流であった
前輪荷重を増やす方向のマシンバランスから
むしろ、重量配分を50:50まで持ってきたことによる
軽快なハンドリングですよね。

ただ、これをやるには相当にエンジンをコンパクトに
作らないとならないし、適正な重量配分がどういうものか
分かっていないと作れない、つまりノウハウが無いメーカーには
無理でしょう。
その点、ヤマハにはYZR-M1がありますから、適正値は
掴んでいるはず。

だから他のメーカーが追随するなら、この適正値を
掴まないとならず、また、間違いなくエンジンの設計しなおしが
発生するはず。
そういう意味では近々登場するカワサキのZX-10Rは
ちょっと厳しいかも。
というのは、ZX-10Rは先代モデルでは2004年デビューから
エンジンは3世代使いまわして、フルモデルチェンジしたのは
2011年のこと。
エンジンはまだ、使いまわす可能性が高いように思います。
そうすると、必然的にこれまでとそう変わらない重量バランスの
マシンになるように思われます。

また、現行のパニガーレになってから
エンジンを後傾して搭載することによって
前輪荷重を稼ぐ形式を取っているドゥカティ
新エンジンの開発の噂があるだけに、
重量配分をいじってくる可能性はありますね。

YZF-R1が開いた扉を追随するか、あるいはこれまでの
継承路線で行くか。
今後、2,3年はその行方に注目したいところです。