合同テストを終えて ②ハルクプロ

ケーシー・ストーナー参戦ということで
注目を集めたハルクプロですが、
テストを見る限り、ケーシーのプロフェッショナルぶりが
目に付いたという感があります。
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ポルのような目を張るような一発タイムを出すこともなく
淡々と酷暑の中、周回を重ねてアベレージランをずっと
行っていたのが印象的ですね。
本人いわく酷暑の中、走り込むことでタイヤの消耗具合
燃料の減り方なんかの学習を行っていたようですが、
それって耐久レースを戦う上で重要なこと。
彼的にはスプリントのGPとは違って
長い距離を走る耐久レースで何が重要かを理解して、着実に
それを遂行したってとこでしょうか。
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また、そのアベレージランが高橋選手より速いっていう。(笑)

このマシンはあくまでも高橋選手のセッティングで
ケーシーはそれを乗りこなす役割ですから、走りながら
このマシンを理解して、乗り方をアジャストしているって
ことなんでしょうね。
さすが世界王者の懐の深さを見る思いです。

高橋、ストーナーが共に速いラップで走れるとなると
これに2連覇のヴァン・デル・マークで、
あとは熟成しきったCBRだけに、何かが無い限り3連覇の
可能性は高まったと見ていいと思います。

ただ、その何かが起こるのが耐久レースですから
こればっかりは・・・ですね。
ホンダの本命は今年はこのチームだけですから
ホンダの連覇もかかってますしね。