一皮剥けた男

7台に及ぶ激闘を征したのは
今季、KTMアジョのエースに抜擢された
ミゲール・オリベイラでした。
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今シーズン、始まる前、オリベイラのこの起用に
関しては、期待と不安が半々という感じでした。
というのは、オリベイラって速いんだけど、
とにかく、転倒が多い。
彼はKTMに来る前は、エストレージャ・ガルシアで
スペイン選手権とMOTO3元年を走っていたし
マヒンドラワークスのエースに抜擢されたことも
あるように、期待はされるんだけど、結果が残らず
シートを失うパターンのライダーなんですよね。

だから、KTMワークスでもどうかな~~って
思っていたんですけど、イタリアGPで望外の優勝。
もちろん、あのレース、トップを走ってましたけど
戦略的にあのポジションを走っていたわけではなく
他のライダーの策が失敗に終わって結果的にオリベイラ
勝ちを拾ったという意味での望外って意味です。
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ただ一個勝った事で彼のレース運びに急いた部分が
無くなったというか、尾野選手とガツガツやりあったような
無用な接触が減りましたよね。
むしろ、クワッタハッホの方が強引な走りが目立ち、
オリベイラは集団の中で冷静に走っているように見えました。
こうなれば、元々速さはあるライダーですから
勝ちに結びつくのは当然というわけで。

今シーズンはケントが抜けていますが、どっこい
オリベイラの走りにも期待です。
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