パワーあり過ぎ
スコット・レディングがテストで低迷している
と以前、書きましたが、去年くらいから
RC213Vで問題になっているポイントがまたもや
露呈してきたようです。
というのはとにかくマシンがパワフルでトルクフルで
あるために、マシンをきっちり起こさないとマシンが
ホイルスピンして全然前に進まないとのこと。
少なくても去年のRCV1000Rと同じポイントでアクセルを
開けていると、前に進まないどころかタイムロスしているみたい。
特に去年からBSは耐熱構造のタイヤを投入しているので
サイドエッジのグリップが下がっていて、
よりセンターに近いところじゃないとしっかりトラクションがかからないので
その傾向に拍車がかかっているようですね。
去年のバウティスタもこれに悩まされてましたが
レディングも同様みたいで、これを解消するには
乗り方を変えて、もっと早い段階でマシンを起こすテクニックと
電子制御の介在を細かく制御して、有効なトラクションを
得られるようにするしか対処は無いみたい。
レディングって豪快なバンキングがトレードマークだけど
寝かすってことは起こすって動作も必要なわけで
だったら余り寝かさない方が早くトラクションをかけられるか。
ついでにRC213V-RS勢も低迷してますけど、こちらも
パワフルになったエンジンに対して、電子制御がスカスカのソフトなんで
有効なトラクションが得られず、結果的に遅いってことみたい。