今年の10人 シルヴァン・ギュントーリ
ロッシがメランドリィを評して
「マルコはいいやつだけど、いいやつすぎる」
というのがあります。
つまり、皆が皆タイトルを狙って
相手を倒そうとしてくるレースの世界では
そのいい人がここぞという時に不利に働くことがある
という意味でもあると思います。
そういう意味では、ギュントーリは典型的ないい人。
チームメイトのメランドリィがタイトルの権利を失うような
チームオーダーを出されてプリプリしているのとは
対照的に、そのオーダーを無視したメランドリィに
勝ちを奪われても、握手の手を差し出すくらいのいい人。
だから最終戦を迎えても、彼が逆転する可能性は
かなり低いかと思っていたんですが
蓋を開けてみたら、これまでに無いってくらいアグレッシブな走り。
チームメイトの援護なんか関係なく、サイクスを倒して
見事な載冠となりました。
これは一世一代、気合を入れたってことなんでしょうね。
こういういい人がタイトルを取るのって嬉しいです。
Tシャツは作っていたけど、ギュントーリのタイトル記念の
Tシャツは作ってなかったですから、
タイトルを信じていなかったかも知れませんが、
シャークはちゃんとタイトル記念のヘルメット持ってきてましたね。
そして、恐らくサイクスのタイトル記念メットは御蔵入り。
まあ、スーパーバイクの区切りとしてはいい終わり方
だったんじゃないかと。