人生いろいろ

2009年シーズンを迎えるにあたって
ヤマハスーパーバイクチームは体制を一新。
 
芳賀・コーサーに替えて、
3年連続AMA王者のベン・スピーズと
前年BSBランキング4位のトム・サイクス
というコンビを結成しました。
イメージ 1
2人とも同じ初めての世界選手権、初めてのチーム
初めてのマシンながら、スピーズが化物じみた活躍で
世界王者に輝いたのは記憶に新しいところ。
一方のサイクスは初めてのマシン、コースに苦戦して
1度も表彰台に登ることなくシーズンを終了。
イメージ 2
翌年、GP行きを決めたスピーズとは対照的にヤマハ
放出され、PSG-1カワサキへと移籍します。
 
スピーズはGPの方でルーキーオブザイヤーを獲得し
ヤマハワークス入りを果たし、優勝も手にします。
ここまではまさに飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、
レース中のクラッシュで負った怪我の悪化が
彼のキャリアの大きく影を落とすことになり
とうとう引退の憂き目に。
 
一方のサイクスはカワサキがファクトリー体制を
フランスのPSG-1から、スペインのプロヴェックに変更
2011年にZx-10Rをフルモデルチェンジ、この辺りから
速さを見せ始めます。
そして、2013年に世界タイトルを獲得。
スピーズに比べればなんと回り道な事か。
それだけに彼の走りはちょっとやそっとじゃ崩れない
磐石なものがありますよね。