あるヴェテランライダーの引退

ケヴィン・カーテンが引退宣言をしました。
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カーテンはずっとヤマハ・ジャーマニーの
エースとしてWSSを戦い続けながら
タイトルを手にすることなく
母国に戻って、レースを続けていたヴェテランライダーです。
当時のチームメイトはブロック・パークスでしたね。
 
カーテンというと思い出すのはやはり
2006年シーズンのこと。
圧倒的な強さを誇るテンケイト・ホンダ+
セバスチャン・シャルパンティエがシーズン前半を席巻。
連覇は間違いないと思われましたが
シーズン中盤のクラッシュで骨盤を骨折、長期離脱だけでなく
復帰しても切れ味は戻らず、その間にカーテンが
ポイント差を急激に詰めて、ヤマハ悲願のタイトルは
終戦マニクール決戦に持ち込まれます。
 
このレースでパークスと共にトップ集団を形成した
カーテンでしたが、あろうことかスリップダウン転倒を喫し
しかも復帰できずリタイア。
この瞬間タイトルの可能性は絶たれ、シャルパンティエ
連覇を決めることになります。
ヤマハWSSのタイトルをクラッチロウが手にするまでに
さらに3年を費やすことになります。
シャルパンティエはその後も切れ味が戻ることはなく
当時のチームメイトだったケナン・ソフォーグルが台頭することに。
 
ずっとヤマハを応援していた私からすると
非常に印象に残っている出来事ですね。