私的レプソル・ホンダ①
レプソル・ホンダ及びホンダが
3冠を奪取(ライダー、コンストラクター、チームタイトル)した
ということで、記念にレプソル・ホンダの
歴代車両の壁紙が公開されています。
まあ、レプソルとしてはタイトルはともかく
スペイン人ライダーのタイトルはクリビエ以来ですから
喜びも一塩でしょう。
今回から、数回に分けて歴代レプソル・ホンダの
個人的な思い出なんかを語ってみたいと思います。
まずは、レプソル・ホンダといえば、カルドス・カルダス
・・・・ではなく、1995年のNSR500から。
まあ、この頃から、既にドゥーハン先生のブッチギリ
シーズンの片鱗が見え始めていて、シュワンツ引退で
追いすがったのは、ラッキーストライク・スズキの
ダリル・ビーティでしたね。
正直、ロバーツ時代の低迷ぶりを考えると、ここまで
健闘するとは思いませんでした。
余程ダンロップが合わなかったんでしょうね。
でも、このマシンで一番印象に残っているのは、
最終戦カタルニアでのクリビエVS伊藤さんのレプソル同士の戦い。
1992年に棚ぼたに近い形でアッセンで初優勝を遂げたクリビエですが、
2勝目が遠く、地元GPで念願の2勝目を狙う走り。
一方、伊藤選手はこの最終戦で勝たない限りワークスシート喪失
というレース。
結果的に地元の意地を見せたクリビエが勝って
伊藤さんが2位。翌年からはNSR500Vに乗ることに。
今にして思えば、後にワールドタイトルを取るクリビエと
伊藤さんってこの時点では大きな差は無かったように思います。
でも、この2勝目をキッカケにクリビエがブレイク
翌年はドゥーハンの強力なライバルになっていくことに。
そういう意味では伊藤さんも何かのきっかけがあれば
クリビエのようになれたかも。
まあ、たらればを言っても仕方がありませんが・・・。