逆転への道のり
ジョナサン・レイとアルバロ・バウティスタの
ポイント差が最大に開いたのがヘレスラウンド、レース1
終了後の61ポイント。
そこからわずか2開催で両者のポイントが逆転するとは
誰が想像できたでしょうか?
とはいえ、当ブログでも何度か触れていたのは
バウティスタのポカ。
彼はGP時代もしばしばやらかして結果的に
タイトルをに届かないことがありましたね。
それとやはりV4Rが新しいマシンであるということで
特に雨のレースになると本来の俊足ぶりが発揮できないようです。
それからMOTOGPが開催されていないコースだと
バウティスタは思ったほどの速さは発揮できないようです。
ヘレスの第2レースでバウティスタはポカをやらかして
ポールからの単独転倒リタイア。
レイは2位に入り、両者の差は41へ縮まります。
それでもまだ大差でしたね。
続くミザーノの第1レースは雨。
レイが優勝し、バウティスタは3位で両者の差は32へ。
しかし、翌日はドライコンディション。
スーパーポールレースでバウティスタが優勝
レイは転倒を喫し、再スタートもあって、その差は39に広がりました。
しかし、続く第2レースで、バウティスタが再び転倒。
再スタートを切ったものの14位。
優勝したレイとの差は一気に16まで詰まりました。
そして迎えたドニントンはまたもや雨。
レイは好スタートでトップに立つと独走。
一方、バウティスタは今季3度目の転倒でリタイア。
優勝したレイは25ポイントを獲得し、
遂にポイントテーブルは逆転しました。
つまり、この逆転劇はマシンの戦闘力差は変わっていないものの
バウティスタのミスと雨のコンディションに
助けられている部分がかなり大きい。
そのため、残り5戦、バウティスタに普通に走られては
レイは再び逆転される可能性は高い。
残りのレースの舞台を見るとバウティスタが苦手そうな
狭くタイトなラグナセカにGP未開催コースの
ポルティマオ、マニクール、アルゼンチンが続き
となると、コースの習熟度からしてレイには有利なコースが
続きます。
となると、最終戦前にある程度のリードを保って
臨みたいでしょうね。
まだまだチャンピオンシップの行方は全く分からない。