過渡期 WSB振り返り⑤
今シーズン創設されたインディペンデントタイトル。
これはMOTOGPに倣ったもので、
非ワークス系、かつてのプライベーター系のチームに
与えられるポイントで今年はバーニ・レーシングの
ジャビア・フォレスが獲得しました。
事情を知る人からすれば、バーニ・レーシングが走らせている
パニガーレはまんま、ワークスで走らせているパニガーレと
同等のマシンで、他のインディペンデントチームの走らせる
マシンとは根本的に戦闘力が違うわけだから、このタイトルは当然
と思うかも知れません。
ただ、DORNA的には将来は全てのインディペンデントチームが
このバーニのように、ワークスと同等のマシンを走らせる
ことを理想としていて、早ければ2020年に導入されることになりそうです。
そのため、各メーカーにも協力を呼びかけているようですね。
実際、今年も何度か取り上げてますが、MOTOGPに比べて
WSBの方がトップとテールエンダーのタイムの開きが
かなり大きいんですよね。
接戦を演じるようなレースが理想ということでしょう。
マシンを供給することで、計4台のワークスに近いマシンが
走りますし、ドゥカティのV4Rもインディペンデントチーム含めて
ほぼ同等スペックのマシンになるようです。
2019年はそのための過渡期シーズンとなりそうですね。
いずれにしろ、トップとテールエンダーの差が縮まるのは
WSB全体で見ても良いことと言えるでしょう。