2018年 振り返り アメリカGP
前回のアルゼンチンで再燃したロッシと
マルケスの口撃ですが、論争はレースで結果を出す。
ということで、
今季ここまで未勝利だったマルケスですが
ここに関しては予定通りのポールトゥウィン。
今年はバンプを無くすために舗装の表面を
削った結果、非常に粉っぽいコースになった上に
バンプが減ってないという最悪コンディションでした。
でも滑りやすくなるほど、マルクにとっては
水を得た魚。2018年、初優勝。
マルケスを追いかけたスズキのイアンノーネでしたが
後方から追い上げたビニャーレスに交わされて3位にドロップ
したものの、ロッシの追撃は振り切り、スズキに連続表彰台を
もたらします。
マルケス、ビニャーレス、イアンノーネの表彰台となりました。
ポイントリーダーのクラッチロウは転倒リタイア。
ポイントリーダーの座から陥落。
代わって、ドヴィがポイントリーダーになります。
こうやって見ていくと、序盤の3戦のヤマハは
ロッシが開幕戦で3位、アルゼンチンでザルコが2位
そしてオースチンでビニャーレスが2位と全然悪くないんですよね。
これは終盤のタイ以降の4連戦のヤマハにも言えることだけど
いわゆるフライアウェイ、ヨーロッパ外のレースだと
ちゃんと結果が残るんですよね。
これはつまり、ミシュランが持ってくるタイヤがヨーロッパ向けと
それ以外の開催地向けでスペックが異なるからじゃないかな?
ホンダは今季、ヤマハは来季からヨーロッパに常駐の
テストチームを置いて、ヨーロッパでテストをするわけだけど
それはヨーロッパの路面+ミシュランの持ち込むタイヤが
日本では再現不能なグリップ状態になるからなんでしょうね。
そういう不安定なタイヤに振り回されてしまっていると。
実際、次のスペインからヨーロッパ本番が始まると
ホンダとドゥカティの仕上がりが他メーカーを引き離していることが
歴然とするわけだからね。
これは序盤では想像もつかなかった。いや、ドゥカとホンダだけは
分かっていたのかも知れない。
それだけミシュランに対する理解力があってということなのかも。