レース巧者
14番手グリッドからスタートして
見事に6位に食い込んでみせたロッシ。
さすがにレース巧者ぶりを見せてくれましたね。
と思う反面、彼の前のグリッドからスタートした
ライダーでリヤにソフトを履いているライダーは
ロレンツォを除くと、ザルコ、ラバット、バウティスタ
ビニャーレス、スミスの5人でした。
まあ、いつものザルコは除くとしても
果たして彼らにどれだけの勝算があって
このタイヤをチョイスしたのかなとちょっと疑問。
スミスに関してはKTMの地元ってことで
序盤に見せ場を作る的な狙いもあったかも知れませんが
それ以外のライダーはどう考えても決勝ディスタンスを
考慮したタイヤ選択とは思えませんでしたね。
実際、結果もそうなってますし。
またミディアムをリヤに履いたライダー達も序盤から
プッシュした結果、タイヤを早々に終わらせて
我慢してタイヤをもたせたロッシにズバズバと抜かれる羽目に。
原田さんの言うところのレース全体を見据えた
タクティクスで戦えるのがロッシの強みであって
速さはあるけど、強さが無いライダーがまだ多く居る
ってことになるのかな。
セットアップ能力も含めて。
特にスズキに関してはロングランになると確実に
タイヤが持たないレースが多いだけに、
対策しないと勝てない気がするよ。