期待は出来ない
異例の謝罪会見を行ったヤマハ陣営ですが
ロッシはその後のコメントで大きな期待はできない
というニュアンスの発言をしていますね。
確かに謝罪会見はしたものの、そこにはIMUの
開発に着手するとも、テストチームを立ち上げるとも
言ってません。
言っていたのは、不振の原因は技術面にあるということ
ビニャーレスのマシンのセンサーが作動してない可能性があること
このあと、ミザーノでテストを行ってイギリスGPの後に
アラゴンでテストをすること。
つまり何かドラスティックに変化するような、要素は確かに
見受けられないんですよね。
おそらくですけど、他の多くの企業同様、ヤマハも
年間のGPに割ける予算は既に年初の時点で決まっていて
それ以上の予算をこのシーズン途中に追加することは出来ないんじゃないかと。
例えばホンダは今年からスペインにテストチームを置いて
テストマシンにスタッフ、ライダーを常駐させているけど
それだけでもかなり予算が必要なことは想像できるところ。
これをシーズン途中から立ち上げる予算を確保するってのは
ヤマハの組織の構造上無理ってことじゃないかな。
先日明らかになったようにランディ・ド・ピニエを
急遽起用する費用を捻出出来るんでしょうが、規模の大きな組織である
ヤマハはそういう小回りは効かないし、出来ない。
やるとしたら来年度の予算で動き出す年明けの段階からかも。
そんなことを思いますね。
だから今年はずっと今の体制で頑張るしかない、
だから期待はできない、そういうことになるか。
確かに出来るならばとっくにやっている気もするし。