新車の難しさ

一方、最近はすっかりシルバー&ブロンズコレクターと
化している津田選手は今年もランキング2位。

終戦で逆転を許すこととなりました。

これに関しては、加藤監督も言っている通り
終戦に持ち込んだセットアップが大外れした
影響がモロに出た格好ですね。
先日の動画紹介の映像を見てもわかる通り
マシンが全然止まらないし、コーナーではクリップに付けない。
つまりマシンが全然イン側に向いてくれない。
イメージ 1
ヨシムラは鈴鹿8耐は16.5インチで戦っていて
そこから最終戦に向けて17インチ向けにアレンジしたセッティングを
持ち込んだそうだけど、全然合ってなかったってこと。
イメージ 2
とにかく今シーズンはマシンが新しくなったってことで
走り込みを多くして、色々なパーツを試して
レースマシンとしてのポテンシャルを上げていかないと
ならないのに、思ったように走り込みは出来ていないし
マシンも全然煮詰まってないってのは、あちこちの
トークショーで聞いた話を全部つなぎ合わせての印象。

この辺が純ファクトリーのヤマハや、ほぼほぼファクトリーの
ハルクプロとの違いですよね。
ヤマハなんかは今季のシーズン途中で新しいスイングアームを
投入しているんですよね。17インチ向けに。
KYBのフォークだって、BS用に作られたもの。

ヨシムラ+スズキに関してはほぼ一年間同じ仕様の車体で
セッティングだけで対応していたって感じ。
これだとどうしてもタイヤとのマッチングで厳しい面が
出てくるってもんです。
あと走れば走るほど、電子制御のセッティングが
煮詰まってくるのが今のマシンの傾向ってのは
どのメーカーのライダーも口を揃えて言っていることだけど
これまた、走りこみ不足のヨシムラには厳しいところ。

そう思えばランキング2位は大健闘だと思うんですよね・・・。