枠的な話

もうだいぶ、昔の話になるけど
加賀山さんが鈴鹿のMFJ-GPにスポット参戦した時の話。
チームもマシンも急仕立てながら
伊藤真一、秋吉さん相手にバトルを展開して
優勝したレースですね。

この時、加賀山さんは本当はBSタイヤを履きたかったんだけど
供給数に上限があって、もし使うなら今使っている
ライダーの枠をもらって来ないと供給はできないって話になって
DLを使わざるを得なかったってインタビューで答えてますね。

このようにいわゆるスペシャルなタイヤは一定の条件を
満たしたチームには供給されるけど、それには上限があるようですね。
来季からワークス、プライベーター含めて17インチに
統一はされますが、やはり上位にはスペシャコンパウンド
タイヤが供給されることが予想されます。
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今、わかっている範囲では、全日本のBSユーザーの上位は
ハルクプロ、TOHOレーシング、ヤマハファクトリー
ヤマルーブが2台、ヨシムラ、チーム・グリーンの2台の
8台というところか。
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微妙なのがモトマップ鈴鹿レーシング、そして参戦の有無が
不確かなTSRというところ。

成績を残すには枠に入りたいところでしょうね。

BSの山田さんによれば、供給の有無はこのタイヤを
使いこなすだけのスキルがチームにあるかどうかを
マシンの完成度も含めて判断しているそうです。

ちなみにチーム・カガヤマがダンロップを選んでいるのは
自分らが開発を行うことによって、自分ら向けの
スペシャルタイヤを作ってアドバンスを築きたいという
思惑があるからです。