あの時の決断

今シーズンの台風の目として存在感を
増しているマーヴェリック・ビニャーレスですが、
一部ではその才能はマルケス以上とも言われています。
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というのは、マルケスと似たライディングスタイルながら
彼のほうが転倒が圧倒的に少ないんですよね。
マルケスはなまじ身体能力が高いためにしばしば限界を
超えてしまうけど、ビニャーレスはその限界を超えない
クレバーさを持ち合わせているという面がマルケスより
評価が高い理由か。

そのビニャーレスを語る上でのターニングポイントは
やはり、2012年から2013年にかけて、既に契約済だった
ブルセンス・アヴィンティアをソデにして、
チーム・カルボに移籍したことでしょうね。
彼は戦闘力の劣るホンダではなく、KTMで走るために2重契約を
結び、結果、KTMで走る方を選びました。
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そして、その目論見通り、世界王者に輝き、MOTO2にステップアップ。
それ以降のトントン拍子のキャリアは今更触れるまでもないでしょう。

これについては、TSRの藤井監督が触れてましたけど
結果が全てのGPの世界で結果を求めるために
現状考えうる最良の選択をしたまでであると評価していたのが印象的です。

彼は外野との衝突を恐れず、最良の選択をし、その結果
自身の運命を切り開いたというところでしょうか。
今シーズン、彼がその才能でどんなキャリアを切り開くのか
期待です。