2015年を振り返る~未だ、道半ば

チーム・グリーン3年目となる
渡辺選手は今季こそ初優勝が期待されましたが
届きませんでした。
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彼のライディングは非常に独特で、いわゆる
今どきの乗り方の最たるスタイルというか、
ブレーキングをした状態でかなり奥まで寝かしながら
突っ込んで行くフロントに負担がかかるスタイル。
鈴鹿シケインでもブレーキングから寝し込み、
じゃなくって、ブレーキングしたままどんどん寝かしながら
クリップに向かっていきながら、リヤを流すみたいなイメージ。
だからセットアップが非常に難しいし、タイヤのグリップダウンに
伴ってタイムもダウン傾向が強くなる乗り方と言いましょうか。

だから、路面温度によるグリップの変化とか、
コンディションの変化に対して、敏感というか
そういう傾向が強いように思いますね。
だから、ピタッとはまれば爆発的な速さを発揮するんでしょうが
シーズンを通して、安定した成績を残すにはまだまだ
道半ばという感があります。
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そういう意味では来季、重量配分を改善してきて
より突っ込めるバイクになる新型10Rは相性がいいかも知れませんね。
来季こそ、久々のカワサキの優勝が拝めるかも知れません。