2015年を振り返る～見せつけた格の違い

アジア選手権は終わってみれば

高橋選手の圧勝で、ブンシュー・ホンダは

清成さんから数えて4連覇を果たしました。

しかし、その4回のうち、今年ほど圧倒的な

成績を残したシーズンはなく、改めて高橋選手の

速さというか、才能の高さを見せつけた形になりましたね。

これは清成さんや玉田さんでも出来なかったこと。

高橋選手はそのキャリアからして、プロダクションレーサーで

戦ったことはほとんど無く、あってもJSBの方で

SS600のように改造範囲が非常に狭い溝付きワンメイクタイヤでの

レースはほとんど初めてで、苦戦することも予想されましたが

全く問題なく、圧勝とも言える成績を残しました。

その背景にはモリワキのスタッフが同行して彼のセッティングの

手助けをしたというのもあるかも知れませんが、

やはり、変更できる箇所の少ないSS600に対して

ライダーがアジャストできる能力が秀でているということではないでしょうか。

初めてのコース、タイヤに対して自分自身をアジャストして

最高のパフォーマンスを常に発揮する。

特に全日本に戻って走るようになってから

さらに走りの幅が広がったように見えますね。

だからこそ、MOTO2で真価を発揮できる状態で走らせて欲しいとは

思いますが・・・・。