2015年を振り返る~未勝利の王者

もう一丁、ST600。

終わってみればヤマハタイランド
横江選手が未勝利ながらタイトルを獲得しました。

これはシーズン前の下馬評からして、鈴鹿レーシングGMDの
大崎選手と、ヤマハタイランドの横江、デチャ、チャランポンの
4名がタイトル争いをリードするであろうと思われましたから
ある意味予想通りの結果か。
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ただ、蓋を開けてみたら想像以上にBS開発ライダーでもある
大崎選手は強く、横江選手をもってしても歯が立たない展開が
多かったですね。
ただ、大崎選手は例によって全戦エントリーしておらず
おまけに終盤の2連戦、岡山のウォームアップ走行で転倒を喫し
岡山を欠場、その影響で最終戦鈴鹿も欠場。
結果的にコンスタントに成績を残した横江選手にタイトルが
渡ることになりました。
年間を通したタイトル争いという見方をすれば、
何とも盛り上げりに欠けたようにも感じます。
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最近、J-GP3から上がってくるライダーがST600ではなく
J-GP2に行く傾向があるのは、その先を見据えた時に
ST600という選択肢に魅力が感じられないと思っている証拠じゃ
ないでしょうかね。
本来、ビギナー向け位置づけでスタートしたハズのST600ですが、
すっかり職人さんが活躍するクラスと化している現状に対して
MFJが何ら手を打たないというのもいかがなもんでしょう。
正直、観客だけでなく、エントリーしているチーム、ライダーからも
魅力が低いと思われているわけですから。