ちょっとした事の積み重なり
昨シーズンは散々だった中上選手。
ライスポのインタビューによると
2014年型カレックスのシャシー+2014年型のフォークが
2013年型からちょっと変わっていて
そのちょっとの違いに自身が走れていた2013年型の
フィーリングを求めた結果、堂々巡りになってしまったようですね。
同じセッティング、走りをしてもそもそもシャシーが
違うから同じようには走れない。
じゃあ、どこをどう変更したらいいのか、それが見えてこないと。
でアッチコッチをいじって迷宮に迷い込んでしまったと。
さらにこの2014年型のフォークってのがそもそも
巷で評判が悪くって、結果的に2013年型のフォークを
持ち出したけど、結局、そのズレを修正しきれなくって
最後までいいフィーリングを出せなかったというところみたい。
加えて言うなら去年のダンロップは絶対グリップよりも
耐久性を重視した結果、グリップレベルも変わってましたから
トータルで見て、2013年とは何もかもがちょっとずつ変わっていたと。
確かに中上選手以外を見ても去年ってラバットとカリオを
除くと、カレックス勢でもベテランの方が苦戦していて
ビニャーレスみたいに2013年型に乗った経験がほとんどない
(多分、オフテストでちょっと乗っただけ)
ライダーの方が活躍しているだけに、剛性バランスが変わった
2014年型フレームはちょっと問題があったのかも知れませんね。
実際、今年のフレームは2013年型のフォークをベースに開発を
進めているそうですから、良かった頃のフィーリングが
出せるマシンになれば、2013年の快走再び!となるんでしょうが
果たして、どうなるでしょうか。
MOTOGPクラスの日本人ライダーという事を考えると
この2年くらいの間に優勝してタイトルに絡まないと
厳しいでしょうね。