90%主義

さてオフになると、あちこちの雑誌に
去年のGPマシンのストリップや関係者の
インタビューが掲載されるのが恒例ですよね。
 
その中で印象的だったのは、HRC関係者の
人の話でマルケスは、セッティングを
100%まで煮詰めるということをしないそう。
 
90%くらいまで詰めたところで
「後は僕がなんとかするから」
と言ってタイヤテストやレースを想定した
シュミレーションに入るそう。
 
これは彼自身が非常に乗りこなし力のあるライダーで
あると共に実践的なライダーである証ですよね。
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だって、レースウイークは刻々と気象、路面が
変化していくわけですから、予選の時点で100%の
セッティングでも一晩明ければ、100%では
無くなるわけですから、そこにこだわりすぎるよりも
レースを見越したシュミレーションに力を注いだほうが
結果がついてくるように思います。
 
以前、レースウィーク通して、マルケスは2台の車両を
違うセッティングにして乗り比べたりするけど
ペドロサは1台でひたすら煮詰める乗り方をするって
聞きましたけど、これって裏を返すとペドロサが
車体に対して敏感でこだわる故にシーズン通して成績が
ついてこない原因のようにも思いますよね。
彼は100%にこだわるライダーなんでしょうね。
そうじゃないと思うような走りができないという身長的な
ハンデもあるかも知れませんが・・・。
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