WSB フラッシュバック2004

さて、WSBのこの11年を振り返る企画。
 
今日は2004年です。
2003年の時に触れたように多くのメーカーが
MOTOGPに力を入れた結果、WSBは閑散期に入り
もはやドゥカティカップと化します。
 
面白いのはこの年からピレリタイヤになったことで
パワーに勝るドゥカティワークスがそのパワーゆえに
タイヤの消耗に悩まされ、プライベータドゥカティ
芳賀選手にチャンスが回ってきたことですね。
 
結局、ピレリワンメイクの導入によってエンジンパワーよりも
いかにタイヤを持たせるかが勝敗の鍵になっていきました。
 
そういう意味ではシーズン後半、トスランド、ラコー二
芳賀選手のドゥカティ勢のタイトル争いに割って入ったのが
テンケイトのヴァーミューレンだったというのは
テンケイトがワンメイク前からずっとピレリユーザーで
タイヤの特性を掴んでいたからでしょうね。
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最終的にタイトルは逆転でトスランドが手にしました。