勝つための体制

昨日発表されたヤマハの今年の
8耐の参戦体制ですが、テック21の
カラーリングに思いっきり話題を持ってかれましたけど
肝心の体制は去年と一緒で過去2連覇した
3名が今年もトリオを組みます。
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これ重要なポイントですよね。

今年からFIMが定めた合同テストのみで、
メーカーが独自に海外のライダーを招いて
コースを借り切ってテストを行うことが禁止となったため
テストの回数は全メーカー一緒ですから
逆に言えば海外のライダーを抱えるチームは、
その擦り合せの機会が去年より減るということ。
独自テストがありませんからね。

その点、既に実績のあるトリオで臨めるのは
大きな利点があります。

例えば既にレイ、ハスラム、トプラックのラインナップを
発表済のKRTですが、誰のセッティングを中軸に
誰が乗りこなす役回りをするのか?
純粋に速さを追求するならエース格たるジョナサン・レイ
セッティングを合わせ込みたいところですが、
そのマシンをハスラムとトプラックがハイアベレージで
乗りこなせるのか?という課題が出てきますよね。
それなら過去に鈴鹿8耐に出て他人仕様のセッティングの
マシンを乗りこなしてきたレイとハスラムがサポートに
回って、トプラック仕様のマシンで走らせるのが
一番戦術としては妥当かも知れません。
トプラックは若いしね。

そういう擦り合せはテストの回数があればあるほど良い。
そこに制限がかかる今年の規定だとやはりヤマハは有利。

ましてや、まだ、ライダーのラインナップも確定していない
ホンダに至っては・・・という感じ。
全日本を見る限りマシンの仕上がりはかなりいいレベルに
なってきているだけに、あとは人的要素をいかに充実させ
ヤマハに匹敵するレベルに持っていくか?ですよね。

先日、ホンダ独自テストで清成さんがHRCのワークスマシンを
BSタイヤで走らせてますから、巧、中上、清成トリオは
大いに有り得そうだけど・・・・。

ヨシムラ・スズキに関しては去年招聘したブラッドリー・レイが
今年BSBで全然良くないだけに、好調な全日本勢の2人に
ベテランのギュントーリでいいと思いますね。
渡辺一樹君を中心に加賀山さんとギュントーリがサポート役。

6月3日のテストである程度見えてきそうだけど・・・。