戦いの焦点
こういう風になるのを中本さんは恐れていたのかな?
という気がしないでもない。
共通ソフト3年目を迎えたMOTOGPは
すっかりマニエッティの共通ソフトをいかに
有効に使いこなすかに焦点が当たっていますよね。
このイタリアのソフトメーカーが作ったソフトを
いかに解析し、有効に使いこなすかに労力と予算が
割かれている状況。
でも・・・それって最速のマシンの争いであるハズの
MOTOGPの開発って意味では、マシンの根幹ってよりは
末端の部分を一生懸命やっている、しかもそこに未来は
あるのか?って話。
だって、各メーカーの市販車に搭載されているソフトは
独自開発でマニエッティの構造を参照しているわけでは
無いからね。
だから中本さんは共通ソフト導入の際にそのソフトの
ソースコードを開示し、その更新にメーカーが関われることを
条件にしたんだけどね。
それならソフトの解析に注力するなんて無意味とも思える
争いをしなくて済むわけだから。
今となっては、すっかり無かったことにされているけど。
これはダニー・ウェッブの責任。
各社がマニエッティの社員を一生懸命リクルートしないと
勝てない状況って、なんかおかしいと思うよ。
レースの本質とはかけ離れていると思う。
そんなこと競ってどうするんだって話だよ。