管理人は見た その2

実は今回のもてぎでホントによく仕上がってんな~と
見ていたのが、チーム・グリーンの渡辺一馬選手。

もう何から何まで去年と全然違うって感じでしたね。
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まず、渡辺君のライディング。
彼はTSR時代からそうなんだけど、
コーナーの進入、ブレーキングでリヤがプルって触れる
面白いセッティングというか、一瞬マシンの挙動が乱れる
変わったセッティングをしていて、それどうなの?って
思ってましたけど、今回は綺麗に消えてましたね。

MOTOGP同様、WSBでもJSBでも今やいかにブレーキングで
突っ込むかってのはリヤタイヤにいかに仕事させるかだから
リヤタイヤがしっかり接地して、減速側のトラコンをしっかり
働かせるのがキモでそれが出来ていると思いましたね。

渡辺一樹君の乗っていた時代はこれが出来なくってブレーキングで
よくオーバーランしてました。
止まれないんですよね。
それにはスイングアームとリヤサスの仕事も大事で、これも良かった。
ZX-10RRはリヤサスに関しては八代さんもあまり
評価が高くないけど、やりようによってって感じ。

また加速も良くって、特に2コーナー立ち上がりから、ギヤを
上げていくポイントで、当然アンチウイリーが効くんだけど
ここはシフトアップのポイントでフロントがポンと浮きやすい。
理想はフロントタイヤが縁石を舐める高さで
ギヤがどんどん変速して加速していくこと。

HRCの高橋くんでさえ、ポンと浮くことがあったのに
渡辺選手全然浮かない。
ホントに綺麗に加速していく。
同じレベルだったのは中須賀さんだけだったな。

綺麗に加速して、綺麗に減速するから結果的にタイヤが持つ。
決してZX-10RRに得意とは思えないもてぎでの好走は
今年のマシンの仕上がりの良さを感じましたね。
もちろん、ヤマハの背中は遠いけど、去年よりは
近づいている。
さて、鈴鹿が楽しみになってきました。