荒削りからの仕上げ
今回のタイテストには全日本ライダーである
中山真太郎さんが現地に行っていて
そこから色々とレポートをツイッターでしてくれました。
それを見ているとホンダファクトリーの仕上がりの良さが
伝わってくる内容でしたね。
つまり、テスト初日、まだ路面が出来上がってない状態だと
どのメーカーのマシンもホイルスピンも多く、明らかにマシンが前に進まない
状態だったのに、日を追うごとにそれが綺麗に加速するようになってきて
それが最後のペドロサのアタック、トップタイムに繋がったと。
この辺りの路面の変化に対しての電子制御の合わせ込み
という部分でホンダはマニエッティの技術者をリクルートできた
影響が感じられる部分か。
つまり、ファクトリーを出荷する時点で粗粗の状態の電子制御を
現場でどんどん仕上げる、言ってみれば粗彫りだった大仏を
どんどん彫り込んで、綺麗に仕上げまで持っていく。
そのプロセスが確立している感じですかね。
加速に問題を抱えていた模様。
加速に問題があって、かつタイヤにも厳しいってのは
その辺の合わせ込みに未だに問題が残っていると。
じゃあ、ザルコはどうなんだって話だけど、
彼の場合は丁寧な荷重とスロットルワーク、つまりライダーの
テクニックでカバーしていると推測されますね。
