こんなハズでは・・・

今シーズン、3シーズンぶりに
WSBに帰ってきたユージン・ラバティですが
終わってみれば優勝はおろか、表彰台にも
一度も登れないというシーズンとなりました。
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かつてはタイトル争いにも絡んだことのある
ラバティからすれば、こんなハズでは無かった
というところでしょう。

一番大きな要因はやはりというか、アプリリア
軸足が完全にMOTOGPに行ってしまったことで
WSBに十分なサポートがされなかったこと。
これはアプリリアMOTOGPに関わるマネージャーが
コメントしてますね、GPに100%注いでいると。
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とにかくオフシーズンから彼が訴えていたのは
マシンが自分の思ったとおりのコーナーリングが
出来ないということ。
アプリリアのRSV4は各部にキャスターアングルや
ピボット位置を調整できる可変機構が盛り込まれていて
シーズン通して試行錯誤が繰り返されましたが
彼の好みのコーナーリングを実現するマシンには遂に
ならなかったようですね。
それを象徴しているのは、とにかく今季の転倒の多さ。
それもフロントから切れ込むような転倒が多いんですよね。
ユージンはコーナーの切れ味で勝負するライダーですから
これが出来ないと、全く勝負になりません。
また、タイムが出ていてもレースではタイヤが消耗してしまって
やはり転倒してしまう。
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本社のサポートが受けられないなら、このオフに徹底的に
テストをして、彼の好みに合うディメンションを
見つけないと、かつてのような走りは戻ってきそうにないなって
感があります。

ラバティってどうも移籍のタイミングが悪いというか
間が悪い感じがしちゃうんだよね。
行くチーム行くチーム、メーカーで上手く行かない。
運も実力のうちと言われればそうなんだけど・・・。