4連覇に向けて視界よし

ヘレスでの3日間に及んだテストを
終えたカワサキ・ファクトリーですが
(レイは勲章の授与式に出席で実質2日間)
テストの結果を見る限り、来季もカワサキは強い
というのは変わらないであろうという印象ですね。
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今回のテストでは来季のレギュレーションを
見据えて最高回転数を500ばかし下げた状態で
走っていたと思われますが、それでも38秒台という
GPマシンに匹敵するタイムをマークしたのはWSB組では
カワサキの2台だけ。

トップタイムはサイクスでしたが、彼は3日間テスト
レイは2日間しか乗ってないですから、その差が出たか。

ヘレスが元々、ストレートが短く、トップスピードの
影響が少ないコースというのもありますが、
カワサキの速さはエンジンパワーではなく、むしろ
コーナーリング、ボトムスピードの高さであり
それがヘレスではっきり出た感じですね。

それはつまり、サイクスのようなしっかりブレーキングで
止めて、早く向きを変えてアクセルドカンの乗り方ではなく
レイのようなスムーズなコーナーリングで
スピードを綺麗に乗せて走るスタイルが完全に確立されている
ってことだと思います。

これだとパワーが少々落ちていようが、タイムには影響少ないですからね。
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ただ、そういうマシンでサイクスがタイムを出しているってのは
彼が今シーズン、取り組んできたライディングスタイルの
変更が実を結びつつあるのかな??とも思います。
つまり、レイに近いスタイル。
レイを止めるとしたら、それはひょっとするとサイクスとなる可能性は
あると感じたテスト結果でしたね。